警察学校の１年

警察学校では、同期生と共に様々な行事や訓練を経験します。

この記事では、警察学校で行われる行事や訓練などの一部を紹介します。

（※行事は、開催時期が変更になる場合や、中止される場合もあります。）

 

４月

警察学校への入寮

警察学校に入寮すると、制服や活動服、制帽などが貸与されます。

初任科生としての生活が、いよいよスタートします。

 

入校式

　

辞令を交付され、警察官に任命されます。

これから、短期生は６か月間、長期生は１０か月間、警察学校で初任教養を受けます。

 

警察学校・消防学校対抗ソフトボール大会

　

警察学校と消防学校の初任科生が、ソフトボール大会を通じて交流を深めます。

応援にも熱が入るので、毎年、大いに盛り上がる行事の１つです。

 

健脚訓練

　

警察学校から出発し、徒歩で雄山神社を目指します。

同期生と歩調を合わせ、全員でゴールを目指す過程でチームワークが芽生えます。

 

５月

警察手帳・拳銃貸与式

　

警察手帳と拳銃が、一人一人に貸与されます。

貸与された拳銃を使用し、警察学校で拳銃操法の訓練を受けます。

 

６月

前期考査（短期生・長期生）

 

実務研修（短期生）

　

警察署の交番で、実際に約１週間の勤務を経験します。

机上の勉強だけでなく、実際の現場で勤務することで、様々な事案への対応力が育成されます。

 

７月

山岳警備訓練

　

初任科生全員で、立山連峰に挑みます。

体力・持久力・精神力の育成のみならず、「仲間と共に頂きを目指す」ことで、チームワークが強まります。

 

災害警備訓練

　

災害発生時、行方不明者の捜索、怪我人の救助、避難誘導・交通整理などの業務に従事できるよう、基礎知識を身に付けます。

 

校内武道大会

　

校内武道大会では、日頃の練習の成果を出せるよう、それぞれが全力で優勝を狙います。

 

本部長点検

　

警察本部長が、初任科生の装備品の点検を行います。

定められた警察礼式に基づき点検を受けられるよう、何度も繰り返し訓練します。

 

８月

後期考査（短期生）

中間考査（長期生）

 

９月

各種検定

　

拳銃、柔道、剣道、逮捕術、救急法など、それぞれの検定を受けます。

 

卒業式（短期生）

　

短期生が６か月の教養を終え、警察学校を卒業します。

卒業後は、県内の警察署の地域課に配属され、交番で勤務します。

 

１１月

実務研修（長期生）

　

短期生に引き続き、次は長期生が、県内各地の交番で、実際に約１週間の勤務を経験します。

 

県下柔道剣道大会

　

毎年１１月に開催される、県下の警察署員が出場する「県下柔道剣道大会」に、警察学校からも選抜メンバーが出場します。

選手に選ばれなかった初任科生も、全員で応援に駆け付けます。

 

１２月

後期考査（長期生）

 

１月

卒業式（長期生）

長期生が卒業します。これで、短期生・長期生共に警察学校での初任教養を終えました。

ここから先は、先輩から指導を受け、また、現場での実際の経験を積み重ねてそれぞれが警察官として成長していきます。

 

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