更新日:2025年12月3日
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武道って、面白い。
警察学校に入校すると、柔道または剣道のどちらか一方を選択し、訓練を積みます。
毎年、合格者のうち8割以上は武道未経験者であり、武道に対する不安を持っている方もいらっしゃると思います。
そのため、今回の記事では、
「武道って面白い!かっこいい!」
ということを知っていただきたく、先日開催された、富山県警察・柔道剣道大会の様子について紹介します♪
開会式が始まりました!

富山県警察・柔道剣道大会は、毎年1回開催されており、各警察署チームや県警本部チームなど、富山県内全ての警察署や本部各所属から選出された代表選手が、大会に出場します。警察学校も学生が中心となって、チームとして出場しています。
選手の中には、警察官になってから武道を始めたという選手も沢山いるんですよ♪
個人戦が始まりました!
こちらは、女子選手の試合の様子。

普段は優しく、話しかけやすい雰囲気の女性警察官ですが、柔道着を身にまとうと、勝負スイッチON!
真剣な表情で相手に向かう姿が、本当にかっこいいです。

男子個人戦も白熱しております!

柔道未経験のあなた!
柔道の「投げ技」ばかりに目がいっていませんか?
柔道はとても奥深いスポーツです。
相手と組む、相手を崩す、相手を投げる…。
「始め!」の瞬間から戦いは始まっており、試合中の一瞬一瞬のすべてが「勝負」なのです。

こちらでは、剣道男子個人の決勝戦が始まりました。
余川選手(赤)、石崎選手(白)の戦い。
白熱した試合で、両者譲らず、延長戦へ突入…!

余川選手(赤)の手元があがったところを、
石崎選手(白)が、すかさず小手を狙います!

「1本!」
延長戦の末、石崎選手(白)の小手が決まりました!
決勝戦は、会場がピリッとした静寂に包まれます。
そして、「1本」が決まった瞬間、「わぁっ!!」と観客席から歓声が上がり、会場が大いに盛り上がります。
この瞬間のために、剣道家たちは稽古を重ねるのです…!
団体戦
団体戦は、男女混合7名で試合に臨みます。

先鋒の女性警察官の1本が、見事に決まりました!

相手に次々に技をかける姿から、「絶対に勝つ!」という気迫が伝わってきます。

「柔道や剣道ができなかったら、警察官になれないのかな」
と思っている方が多いようですが、決してそんなことはありません。
毎年、合格者の8割以上が武道未経験者で、警察学校に入ってから柔道や剣道をはじめます。

こちらでは、剣道団体の決勝戦が始まりました。
剣道団体も、男女混合7人戦です。
決勝は、「富山中央署チーム(赤)」対「高岡・氷見署合同チーム(白)」が戦いました。

白の選手が「面」を打ったところを…

赤の選手が、すかさず面を返して「胴!」

「1本!」
選手ひとりひとりが全力でぶつかりあった結果、
柔道団体戦は、富山中央署チームが、
剣道団体戦は、高岡・氷見合同チームが制しました!
表彰(団体戦)
【柔道・団体戦】
優勝 富山中央署

【剣道団体・優勝】
高岡・氷見警察署(合同チーム)

表彰(個人戦)
【柔道】
男子・優勝 伊串選手(中央)
女子・優勝 堤下選手(右から2人目)


【剣道】
男子・優勝 石崎選手(後列左)
女子・優勝 松島選手(前列左から2人目)

実は筆者も、この大会に毎年のように参加する武道家のひとりです。
毎年大会が近づくと、日頃の業務の中で、少しでも時間を作り、チームのメンバーと一緒に稽古をします。
チームのメンバーは、年代もバラバラで、普段は別の課で働く職員が多く、この大会に参加しなければ、関わる機会のなかった職員がほとんどです。
しかし毎年、稽古を重ねるうちに、
年代や部門の垣根を超えて、職員同士の仲が深まっていくのを実感し、
これも、武道の魅力の1つだと感じています♪
今は、武道の経験がないかもしれません。
でも、どんなに強い選手でも、みんな「初心者」からスタートしたんです。
「警察官になりたい」という気持ちがあれば、きっと大丈夫。
あなたも警察官になり、
私たちの「仲間」になりませんか?
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