更新日:2024年1月9日
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富山県内の冬山(12月~3月)に入山する場合、登山届を提出しましょう。
剱岳周辺の登山を計画されている方は、専用の様式で作成した登山届を登山の20日前までに富山県自然保護課に提出して下さい。インターネット登山届提出サイト「コンパス」でも提出可能です。
剱岳周辺以外の山域を登山する計画の方は、インターネット登山届提出サイト「コンパス」を利用しての事前届出が現地での登山届提出忘れのリスクを回避することに有効です。
登山届提出の詳細については、下記「12月~3月の登山届提出方法」をクリックし、確認してください。
クリックして確認 ⇒ 12月~3月の登山届提出方法
入山前の注意事項
・登山届を提出しましょう
・登山計画を家族や職場等に伝えておきましょう
・体力、技術に見合う登山コースを選びましょう
・体調が悪い場合は、中止又は延期を検討しましょう
・防寒着、ツェルト、スコップ、予備の食料と燃料、通信機器とモバイルバッテリーを携行しましょう。
*富山県は全国有数の年間降水日数ですので、天候の急変等厳しい気象条件によるビバークに備えましょう
・アイゼン、ピッケル、ビーコン等冬山装備の使用方法の確認、テストを行いましょう
*テントの不備、アイゼンの調整不足、登山靴のジッパー破損等、道具の不備による遭難が数件発生しています
・エスケープルートの設定
入山後の注意事項
・富山は湿雪率が高いです、濡れへの対応を万全にして低体温症、凍傷に警戒しましょう
・冬山の基本は稜線行動です、谷や斜面等雪崩リスクが高い場所への立ち入りは慎重に判断しましょう
・天候の急変に備えてGPSやマーキング等退路の確保に努めると共に、こまめに現在地を把握しましょう
・通信手段の確保に努めましょう
令和6年能登半島地震の影響について
令和6年1月1日発生の能登半島地震では、富山県内全域も震度5強を観測しました。
現在のところ、富山県内の山岳地帯について特異な情報は入っていませんが、入山者が極めて少ない時期であることから、入山される方はアプローチの林道を含めて周辺への注意を怠らないようにしましょう。
令和5年12月中の降雪量は全体的に例年より少なく、年末年始の高い気温の影響から、特に標高1500m以下では積雪量が極めて少なくなっています。ただし、雪庇の形成や雪崩斜面の危険については例年通り十分に警戒する必要があります。万が一の場合、冬山では救助までに時間を要する可能性があることから、行動には格段の注意が必要です。
1月3日の馬場島(標高約700m)の状況
1月5日の中山山頂(標高1255m)から剱岳早月尾根方面の状況