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更新日:0000年0月0日

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令和5年度富山県留置施設視察委員会活動状況

 

1 委員会の活動状況

(1)留置施設視察日
 9月7日(木) 10月31日(火) 11月14日(火)
(2)視察施設数
 県内6施設
(3)視察状況等
 各留置施設の設備や環境、保健衛生、被留置者への処遇状況等を確認し、委員と面接を希望していた被留置者(女性・1名)と面接を実施した。

 

2 視察委員会からの質疑・意見等

 
委員からの質疑・意見等
 回答又は措置
1  本を読む時など、メガネの貸し出しのついては如何か。  もともと視力の弱い者は、自身の眼鏡使用を認めているほか、老眼鏡の貸し出しも行っている。
2  施設には多くの官本が備え付けられており良と認められるが、その利用率は如何か。  官本を読まない被留置者はおらず100%の利用率である。
3

 施設では、時事報道に接する機会を与えているか。

 新聞の閲覧や、NHKラジオニュースの放送のほか、音楽CDを流すなどし、適切に対応している。
4  被留置者の1日当たりの摂取カロリーが2300キロカロリー以上とされているが、行動範囲の狭い留置施設では摂取量が多すぎると感じるが、如何か。  被留置者の食事については、被留置者の留置に関する規則第17条の規定等を受け、厚生労働省が提供している「日本人の食事摂取基準」の成人男性(18歳~49歳・身体活動レベル低)2300kcalを目安とし、同数値に準じ提供している。また、食事の量・献立・栄養価・衛生等については業者との契約内容に盛り込むなどし、健康管理に特段の配意を行っている。
5  戒具を使用した場合の体調管理方法については如何か。  戒具使用はマニュアルが定められており、嘱託医より意見聴取することと定めがある。戒具使用時には適時適切に嘱託医と連絡をとり、事故の無いよう対応を徹底している。
6  日本語を解さない外国人被留置者に対する人権上の配意については如何か。  日本語を解さない被留置者に対しては、世界75か国の翻訳機能を有する簡易翻訳機「ポケトーク」を配備し、外国人被留置者への人権保護や適正処遇を図っている。
7  施設内の臭気が気になる施設があった。また被留置者用の寝具について、リースとすれば被留置者用の都度、新たな寝具と交換できることとなり、衛生的と考えるが、如何か。  施設内の臭いについては、収容人員・入浴日・閉鎖空間である事等が影響していたものと思われ、定期的な換気に努めることとする。寝具等の衛生管理については、適切な衛生管理方法について検討することとしたい。
8  被留置者の各居室に「男子留置室」との表記がある施設があった。近年ジェンダー等の問題も多く「男子」との表記は消極的と考えるが、如何か。  直ちに訂正し適正記載に改める。

お問い合わせ

所属課室:警察本部警務部留置管理課

〒 939-2705 富山市婦中町宮ケ島229番地1