ホーム > 組織一覧 > 警察本部 刑事部 科学捜査研究所 > 科学捜査研究所の鑑定業務

印刷

更新日:2021年7月16日

ここから本文です。

科学捜査研究所の鑑定業務

科学捜査研究所では、専門的知識、技術を駆使し、犯罪に関する鑑定・検査、研究・開発を行っています。犯罪現場などから発見、採取された資料を鑑定・検査することで、犯罪捜査の進捗や裁判の証拠として、大きな役割を果たしています。また、鑑定や犯罪捜査の高度化を図るため研究・開発を行い、学会等に参加しています。
安全で安心できる社会を実現するため、法医、化学、物理、文書、心理の各係に研究職員(研究官)を配置し、多様化する犯罪に挑んでいます。

法医係

法医鑑定の様子人体に由来する資料について、法医学、生物学を応用した鑑定を行います。

  • 血液、唾液、毛髪、骨などの検査
  • DNA型鑑定
  • 顔画像による個人識別

化学係

化学鑑定の様子薬毒物や工業製品などの資料について、化学を応用した鑑定を行います。

  • 覚せい剤、大麻、麻薬、危険ドラッグなど乱用薬物の検査
  • 医薬品、農薬など薬毒物の検査
  • 自動車塗膜、繊維、ガラス、樹脂片などの分析

物理係

物理鑑定の様子物品の機能や状態、現象の解明など、物理学、工学を応用した鑑定を行います。

  • 火災、爆発の原因解明
  • 機械構造物の事故分析
  • 銃器の威力検査
  • 刀剣類の材質検査
  • 交通事故の速度鑑定

文書係

文書鑑定の様子犯罪に関係する文書類について、画像情報工学、光工学を応用した鑑定を行います。

  • 筆跡による筆者識別
  • 印影と印章の関連性検査
  • 印刷物、印字文字の偽造法分析
  • 消失文字、筆圧こん文字の検出
  • 通貨の真偽識別

心理係

心理学を応用したポリグラフ検査、犯罪者プロファイリングを行います。心理鑑定の様子

  • ポリグラフ装置を用いた事件、事故に関する記憶の検査
  • 犯罪者プロファイリングによる犯人像の推定