令和６年度 第３回富山中央警察署協議会開催結果

開催日時・場所

　　令和７年２月26日（水）午後１時30分から午後３時00分までの間

　　富山中央警察署　７階訓受室

出席者

　　委員　11名

　　警察　警察署長以下７名

次第

　・前回答申に対する業務への反映状況

　・業務報告（令和６年の業務推進結果）

　・諮問「積極的な街頭警察活動の推進について」

前回答申に対する業務への反映状況（抜粋）

　※　前回諮問事項「特殊詐欺の現状と対策」

　※　【　　】～委員答申　・～業務反映方針等

 

　【検挙の推進】

　・　令和６年中は19件７名検挙（特殊詐欺関連）の実績を上げた。

　・　引き続き、分析に基づき素早く体制を整え、検挙に結び付けていく。

　【広報及び抑止対策】

　・　特殊詐欺被害の特徴や被害の分析結果等の情報はホームページで公開している。

　・　予兆電話や被害が発生した都度、タイムリーな情報発信に努めている。

　・　富山中央警察署の安全情報ネット登録者数は11,372人であり、令和６年中の特殊詐欺関連情報は46件送信した。

　・　令和７年３月から、「安全安心アプリ『とやまポリス』」の運用を開始し、これまで以上にタイムリーで分かりやすく情報発信できる見込み。

　【金融機関との連携】

　・　金融機関では、詐欺被害と思われる出金・送金等の取引の検知能力を強化する取り組みや、警察への迅速な情報共有を行う取り組みを推進している。

　・　当署では、金融機関とロールプレイング訓練を実施しているほか、被害防止にかかる対応要領等についての講習会等を年間40回以上開催している。

【闇バイト対策】

　・　SNS上で発信される「闇バイト」等情報による犯罪実行者の募集を防ぐため、警察本部少年サポートセンターと連携し、管内の高校生、中学生を対象としたSNS危険防止研修会を開催し、危険性について注意喚起を行っている。

　・　「闇バイト」の募集情報に応募し、何らかの犯罪行為に加担した又は加担しようとしている者やその家族等からの相談等を認知した場合は、警察庁、警察本部と連携しリアルタイムに必要な指示を行える体制を構築している。

【被害に遭いにくい環境づくり】

　・　高齢者世帯や独居世帯を対象とした特別巡回連絡を通じ、特殊詐欺防止を目的とした個別指導を実施している。

　・　引き続き、年金支給日等の特別日を選定し、キャンペーン等、高齢者世帯・同居世帯と交わりができる取り組みを推進していく。

　・　安全で安心なまちづくりの推進を目的とする防犯組織を対象とした「安全で安心なまちづくり研修会」において、特殊詐欺の手口や対策等を説明し、効果的な防犯活動の推進を図っている。

諮問事項「積極的な街頭警察活動の推進について」

【パトロールについて】

・　歩道上に街路樹が飛び出して、安全確認しにくい場所がある。パトロール中に確認できた場合には、警察から市役所等の道路管理者に通報してもらえないか。

　・　新興住宅街は昼間の人口が少なく、駐車場や空き店舗では若者のい集もあることから昼間帯のパトロールを強化してほしい。

　・　子供たちの通学時間帯、中学校の試験期間中などの一斉に下校する時間帯にパトロールしてもらいたい。

　・　制服姿でパトロールしている姿を見せることが安心感の醸成に繋がる。

　・　電動キックボードを活用したパトロールはできないか。

【交番について】

　・　交番の安全対策は必要だが、住民が行きやすい環境づくりが必要である。

　・　交番の不在が常態化していると感じている。地域住民にとって警察官を認識できる場所であってほしい。

　・　交番が不在になることも致し方ないが、なるべく交番相談員が常駐し、デジタル的な活用などで対応はできないか。

【地域住民との交流について】

　・　巡回連絡については、警察からの一方的な聴取ではなく、地域で共有できる情報などを教示してもらいたい。

　・　地域行事に積極的に参加してもらいたい。

　・　地元の駐在は積極的に地域交流しており、地域との関係は良好だが、地区によって程度に差が出ないようにしてほしい。

　・　地区の行事に立山くんも参加すれば、幅広い年齢層への啓発に繋がる。

　・　行事や講習など、交番勤務員はお願いすれば快諾してくれる。地域住民側も待つだけでなく、動くことが必要である。

　・　地域の交通安全教室の開催時間について、年配者も出席しやすい昼間の開催を検討してほしい。