甥をかたる特殊詐欺(たのんちゃ詐欺)被害の発生について(12月1日)
甥をかたる特殊詐欺(たのんちゃ詐欺)被害の発生について(高岡署)
1 発生日
11月30日
2 被害者
高岡市在住のA(70歳代・女性)
3 被害額
50万円
4 事案の概要
(1) 11月30日午後1時頃、Aさん宅に、甥をかたる男から電話がかかり、「トイレに鞄を置き忘れた。後から気付いて戻ったけど、無くなっていた。警察へ届けて、家に連絡がくるようになっている。鞄の中には、携帯電話、商談の書類や500万円の小切手が入っていた。これがないとクビになる。50万円だけでも工面してほしい。」「自分は、午後2時30分から会議があるから、代わりにナカガワという人に取りに行かせる。」等と言われ、Aさんは、電話をかけてきた男が甥であると信用した。
(2) Aさんが、金融機関で出金するなどして現金50万円を準備し、帰宅したところ、午後2時30分頃、Aさん宅にナカガワと名乗る男が訪れたことから、Aさんは、同男が甥の知人であると思い、現金50万円を手渡した。
(3) その後、Aさんが本当の甥に連絡を取ったところ、詐欺被害に遭っていたことが分かり、当署へ相談に訪れたもの。
5 特に注意喚起していただきたい事項
○ 息子や孫等をかたって電話をかけ、トラブルが発生したことを装い、現金を要求するのは、特殊詐欺の手口です。
電話の声だけで見破るのは困難ですので、本人が以前から使用している電話番号にかけ直して確認するなどして、注意してください。
○ 特殊詐欺の被害に遭わないよう、家族で事前に話し合って、電話での呼び掛け方や合言葉、電話でお金の貸し借りの話はしないこと等を約束しておくなど、犯行グループからの電話に備えてください。
○ 不審な電話があった場合は、一人で悩まず、警察へ相談してください。