息子等をかたる特殊詐欺(たのんちゃ詐欺等)前兆事案の発生について(8月20日)
息子等をかたる特殊詐欺(たのんちゃ詐欺等)前兆事案の発生について(捜査第二課)
1 発生日
8月18日から8月19日までの間
2 通報者
(1) 富山市在住のAさん(60歳代・女性)
(2) 富山市在住のBさん(40歳代・男性)
※ Bさんは、私立高岡向陵高等学校卒業生
(3) 下新川郡在住のCさん(60歳代・男性)
※ Cさんの息子は、県立魚津高等学校卒業生
3 事案の概要
(1) 8月18日午後10時30分頃、Aさん宅に、息子の名前を名乗る男から電話がかかり、「熱が38度5分くらいあり、首にしこりができて声がおかしい。」「携帯電話の調子が悪く、番号が変わった。」等と言われた。
8月19日午前11時頃、再び同男から電話がかかり、「病院へ行ったら、ストレスからくる病気だと言われた。」「酒に酔って、妻以外の女性との間に子供を作ってしまった。」「相手の主人が怒り、弁護士をたててお金を請求してきた。」「500万円必要で、困っている。」等と言われた。
Aさんが、明日になれば用意できる旨を伝えたところ、「今日中に100万円が必要だ。」等と言われたため、その後、金融機関で現金100万円を用意したが、詐欺であることを疑い、本当の息子に確認した上、警察へ通報したもの。
(2) 8月18日午後11時30分頃、Bさん宅に、Bさん本人の名前を名乗る男から電話がかかり、「携帯電話を変えたから、電話番号を控えてほしい。」等と言われた。
最初に応対したBさんの家族に代わり、Bさんが応対したところ、電話が切れたため、Bさんが警察へ通報したもの。
(3) 8月19日午後11時頃、Cさん宅に、息子をかたる男から電話がかかり、「首を捻挫した。」等と言われたが、男が息子の名前を読み間違えたことから、不審に思ったCさんが、警察へ通報したもの。
4 特に注意喚起していただきたい事項
○ 息子をかたって電話をかけ、「首にしこりができて、声がおかしい。」等と、普段と声が違う理由を伝えてくるのは、特殊詐欺の手口であり、後日、トラブルが発生したことを装い、現金を要求してきます。
電話の声だけで見破るのは困難ですので、本人が以前から使用している電話番号にかけ直して確認するなどして、注意してください。
○ 特殊詐欺の被害に遭わないよう、家族で事前に話し合って、電話での呼び掛け方や合言葉、電話でお金の貸し借りの話はしないこと等を約束しておくなど、犯行グループからの電話に備えてください。
○ 不審な電話があった場合は、一人で悩まず、警察へ相談してください。