息子をかたる特殊詐欺(なりすまし詐欺)前兆事案の発生について(3月12日)
息子をかたる特殊詐欺(なりすまし詐欺)前兆事案の発生について(捜査第二課)
1 発生日
3月10日から3月12日までの間
2 通報者
(1) 富山市在住のAさん(60歳代・男性)
(2) 富山市在住のBさん(70歳代・男性)
※ 通報者の息子は、いずれも富山県立富山中部高等学校卒業生
3 事案の概要
(1) 3月10日午前9時30分頃、Aさん宅に、Aさんの息子の名前を名乗る男から電話がかかり、Aさんの息子の妻が応対したところ、「弁護士からはがきが届いていないか。」等と尋ねられ、声や話し方から、自分の夫でないと気付いていたが、はがきが届いていない旨を同男に伝えた。
3月11日午前11時30分頃、再びAさんの息子の名前を名乗る男から電話がかかり、Aさんが応対したところ、「お母さんから話を聞いていると思うが、弁護士からはがきが届いていないか。」等と尋ねられ、はがきが届いていない旨を伝えたところ、同男から、「明日、はがきが届けば、残しておいてほしい。」等と言われた。
不審に思ったAさんが、本当の息子に確認の上、警察へ通報したもの。
(2) 3月12日午後4時20分頃、Bさん宅に、息子の名前を名乗る男から電話がかかり、「俺宛てに手紙が届いていないか。」等と尋ねられ、声や話し方から不審に思ったBさんは、同男に電話番号を尋ねた。
同男が、息子の携帯電話と異なる電話番号を答えたことから、Bさんは、息子でないと見破り、警察へ通報したもの。
4 特に注意喚起していただきたい事項
○ 息子をかたって電話をかけ、「弁護士からはがきが届く。」等と告げるのは、特殊詐欺の手口であり、後日、トラブルが発生したことを装い、現金を要求してきます。
電話の声だけで見破るのは困難ですので、本人が以前から使用している電話番号にかけ直して確認するなどして、注意してください。
○ 特殊詐欺の被害に遭わないよう、家族で事前に話し合って、電話での呼び掛け方や合言葉、電話でお金の貸し借りの話はしないこと等を約束しておくなど、犯行グループからの電話に備えてください。
○ 不審な電話があった場合は、一人で悩まず、警察へ相談してください。