ウェブサイト利用をめぐる特殊詐欺(なりすまし詐欺)被害の発生について(6月9日)
ウェブサイト利用をめぐる特殊詐欺(なりすまし詐欺)被害の発生について(高岡署)
1 発生日
5月30日
2 被害者
高岡市在住のAさん(50歳代・男性)
3 被害額
91万円
4 事案の概要
5月30日、Aさんの携帯電話に、調査・和解手続代行会社と称するB社の田代と名乗る者からメールが届いた。
同メールの内容は、Aさんが登録しているウェブサイトについて、料金が滞納しており、訴訟準備を開始したウェブサイト運営会社から調査依頼を受けたB社が、紛争回避のため、和解等の相談を受けていることから、民事訴訟へ移行する前に、B社へ連絡するよう促すものであった。
同日、Aさんが、同メールに記載された連絡先に電話をかけたところ、応対した者から、折り返し担当者から連絡がある旨を告げられた。
数時間後、B社の田代と名乗る男から電話がかかり、「ウェブサイト使用料金を滞納していることで、訴訟準備が進んでいる。当社が仲介するので、差し止め料金として、91万円を支払ってほしい。」「91万円は、差し止め後、返金する。」等と言われ、Aさんは、田代の指示に従って、現金91万円をレターパックで、在中品を「書類」であると装って、指定された東京都内の宛先へ送付した。
その後、Aさんは、同種被害について報道されていることを知り、当署へ届け出たもの。
5 特に注意喚起していただきたい事項
○ 一方的に、「ウェブサイトの料金が滞納しているため、訴訟準備が進められている。」等と不安をあおるメールを送り付け、電話をかけさせるのは、特殊詐欺の手口です。
一度電話をかけると、次々と金銭を要求してきますので、身に覚えのない請求に対しては、毅然として拒否してください。
○ レターパックや宅配便では、現金を送れません。
これらで現金を送るよう指示するのは、特殊詐欺の手口ですので、絶対に送らないでください。
○ 不審な電話やメール等があった場合は、一人で悩まず、警察へ相談してください。